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気軽に野鳥観察ができる!?望遠鏡型カメラで広がる登山の楽しみ
山で野鳥を観察するのに興味がある。でも、山を登りながら双眼鏡で覗くだけで精一杯…。そんな人におすすめのツールがあります。キヤノンの撮れる、望遠鏡。「PowerShot ZOOM」なら、気軽に野鳥を観察しながら写真や動画として記録にも残すことができます。そこで、フィールドでの使い勝手を、自然観察員の田中耕太郎さんに試してもらいました。
目次
きれいにさえずる野鳥を見たい! でも…
「ツツピーツツピー」「ギィーッ」「チヨチヨビィー」
山を歩いていると聞こえてくる野鳥のさえずり。山頂を目指して登っているときでも気持ちがふっとやわらぎ、まるで励ましてくれているようで、足取りが軽くなります。
山にはたくさんの野鳥がいて、双眼鏡やガイドブックを片手に登る人もいるでしょう。しかし、鳴き声は聞こえますが、警戒心の強い彼らを見ることはなかなかできません。
自然観察員に聞く、野鳥観察3つのポイント
「山の中で野鳥を見るようになると、見上げたり、遠くを見たりして、視野が一気に広がります。足元に落ちている木の実から、頭上の野鳥の行動などを想像すると、自然との繋がりも見えてきて、おもしろいですよ」
とは、自然観察員の田中耕太郎さん。小学生のとき、図鑑で見たサンコウチョウに心惹かれたのがきっかけで、野鳥や植物などの自然を今でも観察し続けています。
まず、田中さんにフィールドでの野鳥観察のポイントを聞いてみました。
1.耳を澄ませて鳴き声に敏感になる
音の大きさや方向から、どの辺りにいるのか見当をつけます。鳴き声を聞き分けられると、姿も想像できて見つけやすいですね。
2.目を光らせて違和感を察知する
小さい野鳥の動きを察知できるように、視野を広くしましょう。どこか一点を見るというより、全体を見渡すイメージです。
3.観察して理解を深める
遠くから観察しましょう。どういう場所にいるのかを覚えておくと次に探しやすくなり、動きや飛び方、表情などの生態を観察できると愛情もより深まります。
フィールドに出る前は、図鑑やインターネットで鳴き声や姿を覚えておくと見つけやすいようです。山では、野鳥に逃げられないように遠くから観察することがポイントとのこと。
さっそく、田中さんと一緒に高尾山で野鳥観察をしてきました。
軽量コンパクトな撮れる、望遠鏡。「PowerShot ZOOM」
いつもは双眼鏡で野鳥を観察しているという田中さんに、今回は、野鳥観察にぴったりというカメラ「PowerShot ZOOM」を試してもらいました。
PowerShot ZOOMは、写真も動画も撮れる望遠鏡型カメラ。ポケットサイズのコンパクトさながら、オートフォーカスや光学手ブレ補正などの撮影性能も充実しています。
田中さん:まず、見ている状態から、すぐに撮影までできるお手軽さがいいですね。こういう単眼鏡タイプなら、片目で広く違和感を探して、野鳥をみつけたらPowerShot ZOOMの方の目で見るとスムーズに観察できます。双眼鏡の場合は、違和感を見つけたあとに、双眼鏡の視野に野鳥をうまく入れるのに手こずりがちなため、慣れると単眼鏡タイプの方が野鳥観察に良いっていう人もいます。
▲PowerShot ZOOMでのぞくと見える愛らしい野鳥
樹の枝になにやら動く気配があり、PowerShot ZOOMを向けてみると、飛び回るヒガラの姿を捉えられました。その愛らしい仕草を見ると、なんだかほっこりします。
3段階ズームで、遠くからでも観察できる
野鳥はもちろん警戒心が強く、目と鼻の先には来てくれません。登山道から遠く離れた枝など、肉眼ではなかなか観察できない場所にいます。
PowerShot ZOOMは、シャッター音がしないため、野鳥に気づかれず貴重な瞬間を捉えることができます。
田中さん:野鳥は、人の気配を感じると飛び立ってしまいます。彼らの警戒心に触れないように、遠くからじっくり観察できる道具が必要です。
▲3段階ズームでハクセキレイの表情まで観察できる
PowerShot ZOOMは、100mm、400mm、800mmと3段階のズーム機能を装備(100mmと400mmは光学ズーム、800mmはデジタルズーム※)。
※ 35mm判換算。100mmと400mm時は光学ズームによる切り替え。800mm時はデジタルズームのため、画質が低下します。
野鳥に寄ったり引いたりできるズームの切り替えは、ファインダーをのぞいたまま、本体上部にあるZOOMボタンをワンタッチするだけ。野鳥を遠くから発見でき、ズームで寄れば、その表情までじっくり観察できます。
田中さん:これだけズームできると植物の観察にもいいですね。この時期には、落葉高木のイタヤカエデが花を咲かせていますが、高いところにあったり、遠くにあったり、なかなか観察しにくいので、岩場や樹上など高所の植物を見るのに重宝しそうです。
植物観察もフィールドとする田中さんは、目を輝かせています。
登山道を歩いているだけでは見られない、イタヤカエデの花びらまでしっかり観察することができました。野鳥だけではなく、歩いている山の自然についても知ることができ、登山の世界が大きく広がるようです。
観察しながら、簡単に記録ができる
田中さん:野鳥を見つけたあとに大事なのが、観察です。見た目の特長や飛び方、どんなことをしているのかを観察すると、野鳥の理解が深まって、愛着が湧いてくるんですよね。写真などで記録したものを家で見返すと、次に観察するときにも見つけやすくなります。
田中さん:PowerShot ZOOMは、ファインダーでのぞきながら、写真も動画も撮れるのがいいですね。飛び立つときなどの決定的瞬間もしっかり撮影できます。手ブレ補正が効いているから、動きまわる野鳥を片手で追いかけてもブレにくいですね。
田中さん:いつでも撮影できるように、ボタンを見ないで押せる練習をしておくと、観察と記録が一緒にできて便利ですね。
そして、PowerShot ZOOMには、連写機能も備わっています。
「Photoボタン」を押し続けると、 1秒に最高10コマの高速連写が可能です。野鳥が飛び立つシーンなども、ファインダーをのぞいたまま記録できます。
使い勝手の良い便利機能も満載
野鳥観察に必要な機能を十分に備えたPowerShot ZOOMは、登山にも持っていきやすい機能も備えています。
気軽に持っていける軽量コンパクトさ
重量は約145g(メモリーカード含む)と、スマートフォンと同程度。ポケットに収納できるほどのサイズのため、携行性に優れています。
田中さん:こんなに便利に観察できるのに、ポケットにも入ってしまうサイズには驚きです。これなら山に気軽に持っていけますね。
撮影した写真や動画をスマートフォンに転送&保存できる
事前にスマートフォンに、キヤノン専用アプリケーション「Camera Connect」をインストールすることで、PowerShot ZOOMで撮影した写真や動画をスマートフォンで確認したり、スマートフォンへ転送&保存することができます。
また、スマートフォンの画面からシャッターを押して撮影ができるリモートライブビューが利用できるため、一緒に登っている仲間や子供と一緒にスマートフォンに表示されたライブビュー映像を見ながら野鳥観察を楽しめて、より思い出深いものになるはず。
※接続時には、事前にカメラとスマートフォンをペアリングさせておく必要があります。
※通信環境により、ライブビューに遅延が発生します。
モバイルバッテリーで、山の中でも充電できる
映像表示時間は、フル充電時で約70分(気温23℃の環境下想定)。日帰りの野鳥観察しながらの登山であれば十分にバッテリーが持つと感じました。
モバイルバッテリー(Power Delivery対応)とUSB Type-Cコードがあれば充電できるため、じっくり観察しながら記録したい方は、一緒に持ち歩くことをおすすめします。
登山の楽しみが広がるPowerShot ZOOM
登山でも気軽に野鳥観察ができるPowerShot ZOOM。
山頂に立つことや、山の上での食事も登山の楽しみのひとつですが、山にいる野鳥や植物を観察できると、山の景色が変わって見え、楽しみはさらに広がります。
ぜひPowerShot ZOOMを片手に、愛らしい野鳥の姿をのぞいてみましょう!
野鳥撮影YouTuber「とむチャンネル」さんがPowerShot ZOOMを使っている動画も、参考にしてみてください。
とむチャンネルさんがレビューした様子はこちら
とむチャンネル
野鳥撮影をもっと楽しむためのYouTubeチャンネル「野鳥撮影沼【とむチャンネル】」と、野鳥撮影オンラインコミュニティ「ToriTori」を運営。
子供のころから自然や生き物とふれあい、いつの間にか野鳥撮影が生活の一部になっていた。現在は群馬県を拠点に日本各地で野鳥撮影を楽しんでいる。
購入者限定、特典キャンペーン実施中!
2024年5月17日~2024年6月14日の期間中に、PowerShot ZOOM【ケース付きセット】を購入すると、特典として、日本野鳥の会ロゴ入りシリコンジャケットが付いてきます。(発送は2024年7月下旬予定)
※対象セットはキヤノンオンラインショップから購入できます。
※販売期間中は対象の商品名にシリコンジャケット付と表記しています。
教えてくれた人:田中耕太郎
原稿:大堀啓太
撮影:宇佐美博之
協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
ライター・編集
大堀 啓太
1984年東京都生まれ札幌育ち。東海大学の探検会に入部したことで、アウトドアで遊び始める。学業はほどほどに、毎週のように丹沢や奥多摩などで遊んで山の世界にのめり込んでいき、気づけば東京・上野にあるアウトドアショップに入社。4年ほど店頭に立ったのちに、アウトドアブランドに転職してマーケティングを10年ほど担当。現在は、仕事と遊びで培った山の知識を生かして、デザイン会社「ハタケスタジオ」にてライターを担当。
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