投稿日 2022.12.16 更新日 2023.09.26Sponsored

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ヒヤリハット体験に学ぶ安全登山のヒント|THE NORTH FACE活動日記キャンペーン

危ないことが起こったけど、遭難にまでは至らなかった…。そんな体験をしたことはありませんか? もし自分がそんな状況になったらどうする!? と考えながら他の登山者のヒヤリハット体験を読むことは、安全登山にとても役立ちます。

YAMAPでは、「MOUNTAIN SAFETY」をテーマに「安全登山」の啓発に取り組むTHE NORTH FACEと協力し、「THE NORTH FACE活動日記キャンペーン」を実施。集まった1,600件以上の「ヒヤリハット」から参考になりそうな体験談を選びました。これを読んで、自分の登山のリスクマネジメントに活かしてみてください。

目次

ヒヤリハットエピソード&本人インタビュー

今回のキャンペーンでは、特に他の登山者の安全登山につながる活動日記を投稿してくれた方に「MOUNTAIN SAFETY賞」を贈呈。この記事では受賞した方の中から、3名のヒヤリハットエピソードをご紹介します。インタビューで当時のことを伺いながら、それぞれのケースを一緒に振り返ってみました。

エピソード①:南アルプス早川尾根 至近距離落雷 負傷撤退
投稿者:ふぉあさん

高校生のとき山岳部だったふぉあさんは、20年以上のブランクを経て3~4年前に登山を再開。最近では、約69kmに及ぶ奥秩父主脈縦走を1泊2日で踏破するなど、登山の実力は上級者レベル。そんなふぉあさんが、「至近距離での落雷」というアクシデントに遭遇したのは、昨年の夏に南アルプスに出かけたときのことでした。

花崗岩の白砂が特徴的な薬師岳への登り

ーどのようなルートで登山計画を立てたのですか?
夜叉神峠から鳳凰三山(観音ヶ岳、地蔵ヶ岳、薬師ヶ岳の総称。いずれも2,800m程度の標高)に登り早川尾根小屋でテント泊、翌日はアサヨ峰から長衛小屋に下りて仙水峠から登り返し、白鳳峠から広河原に下山する予定でした。ずいぶん変わったコースを計画したと思うかもしれませんが、冬期山行の下見のためだったんです。

真夏の南アルプスは落雷のリスクがあるので、午前中に稜線での行動を終わらせるように以前から計画していたんです。ところが、今回は夜叉峠での車中泊で寝坊をしてしまい、入山時間が1時間遅れてしまいました。それが、落雷に遭遇する原因となってしまったのです。

ー雷には、どこで遭われたんですか?
早川尾根に入ってすぐの、高嶺のピーク手前です。13時頃のことでした。雨もなく静かなガスの中を歩いていると、何の前触れもなく突然激しい閃光が光って、1~2秒後にものすごい轟音がしました。

早川尾根に入った直後に、ふぉあさんは落雷に遭遇した

「雷だ!」ということはすぐにわかったので、とっさに身を屈めたら、浮き石に乗ってしまいました。そのまま滑って左足のくるぶしから着地し、グギッと嫌な音が…。背丈より低いハイマツ帯にかがみながら、これは捻挫したなと思いました。

足を傷めたとはいえ、その場にいるのは危険なので避難場所を探しました。すると、高嶺の手前に小さなコルがあり、背丈くらいのカラマツが生えているのを見つけたのです。とりあえずそこまで移動し、30分ほど停滞して雷雲をやりすごしながらどうしようかと考えました。

この足じゃ計画通りに歩くのは無理です。そのとき、白鳳峠から広河原までのエスケープルートを思い出したので、スマホのメモに入れてあった広河原~夜叉神のバス時刻表をチェックしました。すると、コースタイムどおりに歩かなければ最終バスには間に合いそうにないことが判明。そのことに気づいた時点で、広河原山荘でテント泊をすることに決めました。

ふぉあさんは負傷敗退した一週間後に、同じルートを踏破することに成功したとのこと

ーケガをしての下山は大丈夫でしたか?
ファーストエイドキットを携行していたので三角巾で足を固定したら、痛みが和らぎました。白鳳峠の下りは悪路の急斜面でしたが、トレッキングポールがあったことも助かりました。実際、下山途中は緊張のせいかあまり痛みを感じず、林道に出て安心した途端に強烈に痛み出しましたね。

白鳳峠の分岐

普段から山に入るときは、最悪の事態を想定してファーストエイドキットを携行することはもちろん、エスケープルート、周辺小屋情報、バス時刻表などをスマホに入れていたんです。それに加えて携帯電話の電波が入るエリアの情報も頭に入っていたので、いざという時にどこで救助要請ができるかもわかっていました。今回も白鳳峠から少し下ると電波が通じることを知っていたので早川尾根小屋、広河原山荘にそれぞれ事情説明のため電話をしました。

ー日頃からの備えが、アクシデントに遭遇しても落ち着いて行動することにつながっていたんですね。
そうですね。登山計画を立てるときは、事前に地形図をきちんと見て、一番気をつけなきゃいけないところはどこなのかを必ずチェックしています。そして、もし事故を起こしてしまったときはどうするかまでシミュレーションしていました。山の落雷についても、前触れもなく突然来るというのは分かっていました。しかし、いざ至近距離で遭遇すると、想像を越える恐怖でしたね。

<編集部から>
寝坊したことで落雷に遭遇し、捻挫してしまったふぉあさんですが、アクシデント遭遇後の対処が冷静で適切だったと思います。これも事前にエスケープルート、バスの時刻表、携帯の通じる場所などをリサーチしておいたからこそ。事故を防ぐだけでなく、もし事故が起きたらどうするかを考えておくことの重要性を改めて実感させられました。今回のアクシデント以来、ふぉあさんは午前中に稜線での行動を終えることを徹底しているそうです。

▼学ぶべき点
・夏の高山で落雷を避けるためには、午前中に稜線での行動を終わること
・もし事故が起きたらどうするかを事前にシミュレーションしておくこと
・エスケープルートだけでなく携帯の電波地図も覚えておくと心強い

エピソード②:無意根山の頂上でビバーグ…
投稿者:ヤマさん

4年前の8月、札幌市第二の高峰である無意根山(むいねやま・1,464m)への登山を試みたヤマさん。予定通りに行動を終え駐車場に戻り、後は温泉に入って帰るだけと思ったら、ザックに入れておいた車のカギがない! 多分、頂上に忘れてきたに違いない…。コースタイムは往復で6時間15分、現在時刻は午後2時30分。ヘッドライトもあるし、今なら取りに行って戻ってこられる!?

ー車のカギを取りに山頂に戻ったら、どんなアクシデントに見舞われたのでしょうか?
もう一度山頂まで登り始めたのですが、2時間ほど登ったところで足が痙攣し、体力も限界に近いことを感じました。この状態では、ヘッドライトがあっても下山途中にある急なハシゴで滑落する危険が高いと思ったんです。そこで、山頂までたどり着いたらビバーグすることを決断しました。

ヤマさんにビバークを決断させた急斜面につけられたハシゴ

午後5時半には山頂についたので明るいうちにツエルトを設営し、沢の水を煮沸して非常食として携行していたフリーズドライを食べました。北海道の山はヒグマが怖いので、ツエルトと離れた場所で食事して、残りの食料は密封したんです。

食事をして体力が少し戻ったので三角点まで行ってみると、ポーチを発見しました。昼食を食べるときに車のカギを入れたポーチをザックから出して、そのまま忘れてしまったんです。

振り向くと昼間は見えなかった日本百名山のひとつ、羊蹄山(ようていざん)が不気味な雰囲気をただよわせて僕を見ているようでした。「お前はこれからたった一人で夜を過ごすのだぞ、覚悟はあるか」と言っているよう感じました。

ーヤマさんは、これまでにビバークをしたことはあったんですか?
いえ、初めてでした。大学時代に探検部に所属していたので、仲間とテント泊はしたことがあります。しかしアクシデントに遭って、1人でビバークしなければいけないのは初体験でしたね。もともと登山の雑誌や本でビバークに関する知識はあったのですが、ヒグマがいるかもしれない山中に泊まるのは、心細かったです。

体力回復のために早めに寝たのですが、夜になると様々な生き物の声が聞こえました。ときおりツエルトのまわりを動き回るような気配も。そのたびに大きな声を出したり、鈴を鳴らしたりして人間がいることを知らせるように努めました。怖がっていても仕方がないので、恐怖心が浮かばないように心を鎮めることに専念したんです。

ーツエルトや非常食など、ビバーク装備はいつも山に携行しているんですか?
実は、無意根山に登る前日にツエルトを買ったばかりだったんですよ! 僕は単独行が基本なので、道迷いなどのアクシデントに遭遇したときのことを考えて、ツエルトとエマージェンシートは必要だと思って…。それが功を奏しました。深夜に雨が降ってきたのですが、ツエルトがなかったら低体温症になったかもしれません。北海道の山は1,000mを越えると、8月でもかなり寒くなるので危ないところでした。

翌日に朝日が登ってきたとき、ヤマさんは生きていることを実感したという

ー今回のビバークを強いられた山行を振り返って、反省すべき点はどんなことでしょうか?
他の登山者の方にも言われたんですけども、車のカギや財布は、登り始めから下山するまで開閉する必要のないファスナー付きのポケットに入れておくべきでした。

あとは、車のカギを頂上に忘れたとわかった時点で、一度家に帰ってから出直すべきでした。翌日の仕事を休めないという理由があったにせよ、無理をして忘れ物を取りに戻ったこと自体が、間違った判断だったと思っています。結果的に無事でしたが、もし運が悪ければヒグマに襲われたり、低体温症で動けなくなったかもしれません…。

自分では、登山前に地図を見てルートを確認し、コースタイムを記入し、YAMAPの過去の活動日記を見てどこに危険箇所があるかを必ずチェックしていました。そうやって安全第一を心がけていたつもりだったのですが…。事前確認だけではなく、行動中はとにかく無理をしないことが大切だということを心から実感しました。

<編集部より>
ビバークを強いられてしまったヤマさんですが、疲労困憊の状態で夜間行動をしなかったことは賢明だったと思います。そして、万が一のことを考えて、ツエルトやエマージェンシーシートなどの装備を携行していたことも、安全を担保することにつながりました。いくら入念に準備や計画をしても、ミスをしてしまうことがあります。しかし、それをリカバリーするために適切な行動をとること、万が一の装備を携行することの大切さをヤマさんのエピソードは教えてくれています。

▼学ぶべき点
・自分の体力を過信せずに無理なことをしない
・ツエルトなどの非常装備は、いざという時に命を助けてくれる
・車のカギや財布は、下山まで開けないポケットに入れておく

エピソード③:道迷いからの藪漕ぎトラバース失敗 ・ 雨飾山
投稿者:スキーヤーK

3年ほど前にYAMAPアプリを使うようになってから、毎週山に行くようになったというスキーヤーKさん。昨年の5月末には初めての残雪期登山として、雨飾山にチャレンジ。快適な雪渓歩きを楽しんでいたところ、いつの間にかルートを外れていることに気がつきました。しかし、しばらく行くとトラバース道があるだろうと思い、引き返さずに進んだところ…。

ー率直にお聞きします。山では「道に迷ったら戻れ」というのが鉄則と言われていますが…。引き返そうとは、思わなかったのでしょうか?
はい、引き返すことが鉄則だという認識はあったんですが、地図を見ても本来の登山道とそれほど距離が離れてない。だから、もうちょっと行けば合流できるのではないかと安易に思ってしまったのです。しかし、そのまま雪渓を登ったところ、登山道が見つからなかったので、背丈以上の根曲竹が生えているヤブを強引にトラバースする事にしました。

登りやすい雪渓を歩いているうちに、いつの間にかルートを外れていた

ところがヤブこぎは遅々として進まず、1時間くらいもがいても埒が明かないので、雪渓に戻ろうと思ったら崖の直下に出ちゃったんです。高さは20mほどでかなり急な崖だったのですが、岩が露出しており手掛かりや足掛かりが取れそうだったので、ヤブこぎよりはマシだと思って登ることにしました。

スキーヤーKさんの軌跡(部分)。雨飾山の中腹で迷っている様子がわかる(赤線が正しいルート)

いざ登ってみると、岩がもろくてボロボロと崩れてくる。1/3くらい登ったあたりで、これは戻ることもできないなと思ったので、わずかに生えている木の枝を掴んで、やっとの思いで登りました。ここで落ちたら電話もつながらない、ケガをして動けず夜になったら低体温症になって…と考えたらすごい緊張感でした。本当にそのときは精神的に追い込まれましたね。

ーその後、無事にルート復帰できたのでしょうか?
いえ、崖をクリアしたらかなり急斜面の雪渓に出ました。そこで、チェーンスパイクを装着していたのですが、足を滑らせて滑落してしまったんです。ただ、ちょうど雪渓のへりにあった木につかまることができたので、5mほどの滑落で事なきを得ました。これはマズイと思って12本爪のアイゼンに履き替えたら、しっかりと雪面をグリップできたんです。

アイゼンに履き替えたら、急斜面の雪渓を登ることができた

本来なら戻るべきだったのです。しかし、今までの遅れを取り戻したいという気持ちから、この雪渓から尾根伝いに山頂に行けると勝手に思い込んだんですね。そして、なんとか雪渓を登り切って雨飾山までの尾根を実際に見たら、無理だという事がわかったので戻ることにしたんです。

結局、4時間ほどロスをしてしまったので体力的に精神的にもキツかったです。

その後、無事に登頂に成功したスキーヤーKさん。シャツが少し汚れているのはヤブこぎのせい

ー今回のアクシデントの反省点はどんなことでしょうか?
まずはGPSや地図でしかルートを見ていなかったことです。カーナビのような感覚で、右行って左行ってみたいにしか考えていなかった。しかし大切なのは、地形図の等高線から尾根や谷などの地形をイメージすることなんですよね。雨飾山での道迷いにすごく懲りて、今年の春もトレース(先行者の踏み跡)がない尾瀬の山に行ったんですけど、前回の反省を踏まえて、事前にしっかり調べ、地形をちゃんとイメージして行ったので大丈夫でした。

あとは、道迷いにプラスアルファのアクシデントが加わると、非常に危険なことになるということです。

YAMAPユーザーさんの中にも道に迷ったことのある方って、多いかと思うんです。ただ、迷っても無事に戻れた人がほとんどでしょう。しかし、迷っているときにスマホを紛失するとか、天候が悪化するとか、日没になって防寒具やライトを持っていなかったとか、そういう条件が重なると命に関わるような事態になるリスクがあると思います。

私の場合も、道迷いから色々なアクシデントが連鎖していきました。自分自身の未熟さをさらけ出すのは恥ずしいのですが、いい教訓だと思っています。今も山を登っていてこの道でいいのかなとか、このまま行ったらどうなるのかなと考えることがありますが、雨飾山でのこと思い出すと、やっぱり引き返そうという気持ちになります。

<編集部から>
登山道が雪に隠れている残雪期は、夏山登山よりも道に迷いやすいものです。スキーヤーKさんも事前に活動日記でルートをチェックしていましたが、「日本百名山なのでトレースがあるだろうと思いこんでいた」と話してくれました。私たちは登山計画を立てるときに、ついつい状況を楽観的に予測しがちですが、リスクが潜んでいることを意識することが必要です。そして、リスクを感じたら(=トレースがない)、行動を慎重にすること(GPSをこまめにチェックする)が必要だといえるでしょう。

▼学ぶべき点
・道に迷わないためには、事前に地形図で地形をイメージするとよい
・登山中は、こまめに地図とGPSをチェックして道迷いを防ぐ
・もし道に迷ったら引き返すという鉄則を守る

みんなのヒヤリハット体験談から学ぶ「MOUNTAIN SAFETY」

ここからは、MOUNTAIN SAFETY賞を受賞した方々の活動日記をご紹介。今回のキャンペーンでは、「安全登山」にまつわるたくさんのエピソードが寄せられました。みなさんの活動日記には、安全に山を楽しむために気をつけたい学びやヒントがたくさん散りばめられています。寄せられたエピソードを教訓に、今一度「安全登山」の意識をして、これからも安全に山行を楽しんでくださいね。

▼山行中にケガや体調不良に見舞われたヒヤリハットエピソード
①いおさん:低気温下で同行者が脱水で体調不良になってしまった体験談

②oniraさん:怪我をしてしまい仲間たちに助けてもらいながら下山をした山行エピソード

③TakeZoさん:気の緩みで怪我を…、山岳保険の重要さを感じたというエピソード

④mochaさん:たくさんの学びがあったという初めてのテント泊山行

▼「安全登山」は自分のレベルにあった入念な計画があってのことだと感じさせるエピソード
①zunko**さん:しっかりと事前調査をして念願のジャンダルムへ!

②sayuki73(さゆき)さん:いろいろなケースを想像してから冬山に入るという「安全登山」の心構え

③TACK🥷さん:読図とコンパスの使い方を学ぶ講習会の取り組み

④ビガーさん:滑落遭難の現場に遭遇して気づいた山の危険性

⑤HIROMIさん:「無理をしない」という意識も安全登山には必要ということを気づかせてくれた山行

⑥Mikiさん:グループ登山での計画の大切さを感じたという山行エピソード

▼不測の事態でも冷静な判断、対応でことなきを得たエピソード
①ともぞうさん:ジャンダルム挑戦中に地震が発生…!

②Myさん:山行中に急な増水に見舞われたケース

③もぐら蜂(歩人)さん:落雷アクシデントに見舞われた100kmハイクのエピソード

▼もしもの時のために備えておきたい装備にまつわるエピソード
①パタさん (快晴マニュアル作成中)さん:+@の安全対策「サブスマホ」携帯のすすめ

②BAOさん:ヘッドライトの大切さを知った初めてのナイトハイク

▼低山での道迷いが後の教訓に繋がったエピソード
Satomiさん:低山で遭難をしかけたというヒヤリハット体験談

もっと知りたい!みんなの「MOUNTAN SAFETY」

今回のTHE NORTH FACE活動日記キャンペーンに寄せられた活動日記は、1,600件以上。この記事では紹介しきれなかったものの、様々なケースの「安全登山」にまつわる活動日記は、「TNFマウンテンセイフティー」のタグを検索いただくことでどなたでもご覧いただけます。ぜひみなさんも参考にしてみてくださいね。

これからも安全に山行を楽しむために

今回紹介させていただいた3名の方は、みなさん事前に登る山についてリサーチをし、装備もきちんと携行していました。登山者としては、普通か、もしくはそれ以上に準備はできていたと思います。しかし、ほんの少しのミス(寝坊、忘れ物、登山道から外れる)がヒヤリハット体験につながってしまいました。このようなミスを自分で認めた上で、活動日記として発表することは勇気がいることだったと思います。

しかし、それも自分の経験を伝えることで山岳遭難を少しでも減らしたいという気持ちがあってのこと。

THE NORTH FACEとYAMAPでは、これからもみなさんに安全に登山を楽しんでもらえるよう、「安全登山」の啓発に努めていきたいと思います。みなさんも「MOUNTAIN SAFETY」の意識を忘れず、正しい装備と知識で、安全に山を楽しみましょう。

原稿:大関直樹
イラスト:北構まゆ
会場提供・協力:株式会社ゴールドウイン