投稿日 2019.11.28 更新日 2020.02.5Sponsored

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妙義山アタック直後の「東野登山隊」を直撃! 「感情むき出しになりました」

芸人・東野幸治の登山熱が高じて始まった、ドキュメントバラエティー「PEAK HUNT 東野登山隊」(ひかりTVおよびdTVチャンネル内のひかりTVチャンネル+にて配信中)。同番組では、東野、天津木村、ディレクター・椎葉の3人がときに和気あいあいと、ときに叱咤激励しながら山頂を目指していく”ガチ登山”に密着。シーズン1では立山・龍王岳、シーズン2では八ヶ岳の最高峰・厳冬期の赤岳に挑戦してきた。
続くシーズン3となる今回は、日本三大奇景として有名な妙義山と中之嶽にトライ。どちらも険しい岩山だが、果たしてどんなドラマが生まれたのか。下山直後の3人に話を伺った。

目次

今回の岩場も怖くなかった。めちゃめちゃ楽しかったです(東野)

ーお疲れ様でした。妙義山、いかがでしたか?

東野:この番組で一度沢登りに行ったことがあるんですけど、あれ、ズルズル滑るじゃないですか。普通に考えたら怖いんですけど、そんときにスタッフさんとか山岳コーディネーターの方々に助けてもらって、逆に怖さはなくなったというか。「仮に滑っても守ってくれんねんや」と全幅の信頼を持ってるんで、今回の岩場も全然怖くなかったです。めっちゃめちゃ楽しかったです。

ー道中、印象的な出来事はありましたか?

東野:あとは、途中で50、60、70歳のおばちゃん軍団に抜かれて(笑)。あっちがゲラゲラ笑い話しながら登ってるところを我々はマジな顔して登ってるという。そんなんも楽しかったですね。街とは違って、山の中では「こんにちは」とか挨拶できるのも、ご褒美っていうんじゃないですけど、いいなと思いますし。

妙義山をバックに左から:ディレクター椎葉、天津木村、東野幸治

ーどこが一番楽しかったですか? 山頂なのか、それとも歩いている最中なのか。

東野:やっぱり山頂ですかね。山頂の履き一くらいのスペースで、360°下界が見渡したときは気持ちよかったですね。手広げたくなるし、天候もいいし、ちょっと風が吹いてくる感じもいいですし。「ここまで登ってんな」っていう実感もあって。とにかく楽しかったです。

先輩にタメ口きいてしまったりとか、膝キック入れてしまったりとか(木村)

ー木村さんはいかがでしたか?

木村:僕、高いとこ苦手なんですよ。今回、岩山行くって聞いて「やばいな」と思ってたんですけど、実際ほんまめちゃくちゃ怖くて。むき出しの感情になってしまって、先輩にタメ口きいてしまったりとか、膝キック入れてしまったりとか…。歳上なのに。やっぱ山に来るとむき出しになるなと思って。それがいいことなような気がしましたね。

ーこれまで何度も一緒に登られてきたなかで、実際に関係性が深まったという実感はありますか?

木村:めちゃくちゃあります。だからこそタメ口でしゃべったり、膝入れたりとか。

東野:そもそも木村くんは山登りの先輩ですから。僕と椎葉くんが成人病対策で「富士山くらい一回登っとこう」って言って、まあ途中でリタイアするんですけど、そっから木村くんがいろいろと簡単な山から教えてくれたという関係なんでね。まさか高所恐怖症だとは思ってなかったんで、今までぐいぐい引っ張ってくれてた立場が岩山登山では逆転したりするんですけど…でもまあ、我々のリーダーですから。

たまの休みを利用し、約2ヶ月に1回ペースで登っているという東野幸治

木村:そうですね。高いところ以外は一応僕がリーダーってことですけど。はい。

ー木村さんは、登山を始められたきっかけは何だったんですか?

木村:僕はちっちゃいときから近所の山登ったりとかしてたんですけど、本格的にハマったのは富士山に登ってからですね。楽しいし、気持ちいいし、達成感もある。山登りはいいなと思います。

今回は「イライラしない登山にしましょう」って約束して始めたのに(椎葉)

ー椎葉さんは妙義山に登ってみていかがでしたか?

椎葉:今回、約束として「イライラしない」と決めて登ったんですね。けど、木村さんから「早よせえや」っていう圧があったりして…(笑)。

ー圧?

椎葉:いつも登る順番は東野さん、木村さん、僕なんです。今回も2人は速くて、僕が大きく遅れてという感じでした。2人とも待っててはくれるんですけど、僕が追いつくとすぐに再スタートしちゃうから、僕だけ休憩できない。ちょっと不公平な登山スタイルですよね。なので途中から、2人に追いつく手前でギリギリ合流しないようにしたりとかして(笑)。

東野:いや、正論みたいになってますけどそれちゃいますから(笑)。決められた休憩場所まで早よ上がってこいよって言って待ってるんですよ。我々個別に休憩してるんじゃないんですよ。

木村:そうですね。で、一応待つしっていう。椎葉さん「椎葉の距離」っていうのとってくるから。なかなか難しいんですよ、あの辺のみんなの関係性が。

山歴はメンバー内で一番長いが、じつは高所恐怖症だった天津木村

椎葉:だから今回は「イライラしない登山にしましょう」って約束して始めたのに。さっき木村さんが言ってた「蹴り入れられた」っていうのは僕なんですよ。

ーえ、わりと序盤ですか?

椎葉:昨日、初日の妙義山アタックのときですね。歳上歳下とか、演者だとかスタッフだとか、もう関係ないんですね。

東野:こんなこと言いたないけど「木村さんが100パー悪いと思ってる」ってね、俺はちゃんと遠回しに言いますよ。「リンカーン」の総合演出やってた男に、「リンカーン」に出たことない奴、出れない奴が膝蹴りするって。しかも歳上の。ようそんなことできるなって思って。

ー山ならでは、ですね。

木村:そうですね。テレビ局で会ったら絶対できないんで。

東野:「釣りバカ日誌」のパターンですよね。

木村:スーさんハマちゃんが椅子に座ってね。

椎葉:でも木村さん、今日帰りにコーラくれたんですよ。僕が喉カラカラになってるの見て「コーラ飲みますか?」って。それが嬉しかったです(笑)。

東野:山の中の生活保護を受けてるような人の気持ちが、山の富裕層の人からするとわかったみたいな(笑)。

木村:で、コーラ。

東野:ほんで、俺はそれを背中で聞きながらまっすぐ黙々と降りてきましたけど(笑)。

次に目指すはジャンダルム!

ー3人の仲がより深まった山行だったんですね。

木村:僕はそう思います。はい。

ーそういう意味では、今までの山行の中で一番辛かったのでしょうか?

東野:僕は冬の赤岳のほうが辛かったですね。今回は純粋に気持ちよかったです。妙義山の高いところから見る景色もよかったですし、岩山登山ならではのアクティビティ的な感じも楽しかったです。木村さんにとっては一番辛かったと思いますが。

木村:僕は一番辛かったです、今回が。本当に。もう二度と来たくないです。

ー今回の妙義山アタックは、ジャンダルムに挑戦するための前哨戦と聞いていますが?

東野:高所恐怖症だとか言っても、木村くんも、なんだかんだでジャンダルム行けると思うんですよ。問題は我々2人が、言ったらその怖いところまで行く脚力があるのかという。 椎葉:それで言うと僕なんですけどね。今、東野さん優しいんで、「我々」という言い方してくれましたけども、僕があと10キロ痩せれば。

ーじゃあ秋までに鍛えて、ですね。

椎葉:はい、鍛えます。

東野:いや、絶対鍛えないし(笑)

東野と木村、山の密かな楽しみは?

ー今回の妙義山アタックに向けてクライミングジムで練習をされたと聞いていますが、その成果はありましたか?

東野:成果というか…。ジムに行ったらね、ちょうど隣で、おそらく俺の想像ですけど、大学時代のチアリーディング部のOBの女の子たちみたいなんがきゃっきゃ言いながらやってるわけですよ。服装も言うたらTシャツの中にスポーツブラ着てて、背中がぐっと見えるようなん着てるスポーティな女の子たちが。木村さんは運動神経あるから、八面六臂で登っていって、女の子たちに「わー、すごーい」って言われながらアドバイスしたりとかしてたんですよ。

ーすごいですね。

東野:そうなんですよ。椎葉さんと僕はおっさんやからすぐどーんって落ちてましたからね。ほんでそんときに…(木村さんに)これ言っていいんですか?

木村:あのー、それ言わないでください。

ーお願いします! 東野:まあ、木村くん女の子とわいわいなってたんで、よかったなーと思って。俺らは俺らでまだまだ練習不足だから頑張らなとか言ってたんですよ。で、3日くらいして木村さんに「東野さん、インスタグラムやってますよね。ダイレクトメッセージ届きましたか?」て言われて。「え? なんで?」て答えたら、「調べてください。こないだのあの子たちから 『東野さん覚えてますか? 横でクライミングしてたもんです』って、ダイレクトメッセージ届きましたか?」「いや、届いてないけど」「それ、エス被りしてくださいよ」って(笑)。飲み会みたいの開こうとしてたんですよ。

ーほお…

東野:でもまあね、飲み会やから山友達くらいになったらええかなと思って俺も一応調べたんですよ。…1件もなかったです(笑)。

木村:なんとか繋がれるかなと思ったんですけどね。ま、そんなことないですよね。

ボルダリング 東野幸治

ボルダリング 天津木村

ーでも山で出会って結婚する人もいますからね。

東野:いやいや、僕結婚して子供居てますからね。でも、Instagramで繋がってる人と山でばったり会って写真撮ったりとかしてますよ。そういうのもこの時代ならではだなと思ったりしますし、なんか楽しいですよね。そう言えば、何気に今回、ずっとYAMAPさん使ってルート見たりしてましたよ。

ーありがとうございます!

東野:使いやすかったですよ、よかったですよほんとに。逆にありがたい。

椎葉:道中、アプリの画面見て「今ここですよ」なんて言いながらね。すぐ現在地がわかるから便利でした。

木村:僕よく使わせていただいてます。めちゃくちゃ使いやすいです。タイムも出ますしね。

ー天津さんは普段から使ってくださってるんですか?

木村:僕、一番最初のお客さんだと思います。

ーん? 創世記から、ってことですか?

木村:はい。

ーんん? ほんとですか?

東野:なんでそんな嘘つくん? そこは普通でええんちゃう?笑 木村:でも1年くらい、2年くらい前かな。他のユーザーさんがシェアしてる活動日記が検索で引っかかって、そっから自分で使い始めました。

天津木村 東野幸治

出発前、YAMAPを片手にルートを確認する天津と東野

やっぱりほんまに空気がうまいから、「うまいな」と思う瞬間が好きですね(木村)

ー取材以外では、普段どんな山に行かれるんですか?

東野:こないだは谷川岳に行ってきました。

木村:時期的には残雪ですね。

東野:けど天気がよくて暑かったんで、半袖で行ける感じで楽しかったですよ。練習を兼ねて3人で行こうかって言ってたんですけど、まさかの前日夜、というかほぼ夜中ですよね。椎葉さんが「捻挫して行けません」って。

ー怪我はお仕事か何かで?

東野:いや、家の前の花壇で足首捻挫したって。右か左かわかりませんけど、我々「えっ」てなって。結局、谷川岳は木村君と2人で登ってきたんですけど、「東野登山隊」の収録の予定も控えてるし、容態も心配やからって下山後に3人で食事してね。おあいそして燦々午後帰ったんですけど、椎葉さんの足元をパッて見たら、ひきづってる足から普通の足になってて(笑)。「カイザー蘇生、カイザー椎葉や!」って思いましたね(笑)

ーカイザー蘇生?

木村:「ユージュアルサスペクツ」という映画をご覧ください。椎葉さん、ちょいちょいやるんですよ。前も八海山に登ろうってときに、インフルエンザだって言って…

東野:はははは。嘘ついたんです。

木村:後々、他のスタッフさんから「え、その日椎葉さん普通に会社来てましたよ?」みたいなんがあって。

椎葉:違いますよ、違いますって!

東野:という感じで、プライベートでもいろいろ行ってます。ただ、最初に挑戦した富士山には一度も登ってないんですよね。けど、こうしていろいろと他の山に登ってると、富士山って面白いんかなっていう気もしてきますね。退屈やて聞くじゃないですか。

ーたしかに、景色が変わらないから面白みに欠けるという人もいますね。

東野:そういう意味で言うと、山登りって富士山から行かずに他のいろんな山から登るほうが、登山が好きになるんちゃうかなとは思うんすよね。

木村:たしかに。魅力的な山はたくさんありますからね。高さは日本一でも、誰にとっても富士山が一番の山になるとも限らない。

東野登山隊 駒ケ岳

中央アルプス駒ケ岳に登った際の一コマ

東野幸治 谷川岳

冬の谷川岳にて、雪景色のなか佇む東野

ーお三方は、どんなときに「山愛」を感じますか?

東野:ここまでけっこう言ってる気もしますけどね(笑)。でもまあ、俺はやっぱり、頂上立ったときに、最初のスタート地点に居てるときの自分を思い出して、「あっからここまで登ってんねや」っていうのを自分のなかで俯瞰で編集してみて、「ああすごいなあ」って感じる瞬間が好きですね。達成感。

木村:僕は「空気がうまい」とか言うじゃないですか。そんなんって思うけど、でもやっぱりほんまに空気がうまいから、うまいなと思う瞬間が好きですね。いっぱい息吸い込んで、山来てるなって思って。歩いてるときとかね、普通に。高いところが苦手なんで… (あたりに鳥の鳴き声が響く)

東野:なんやめっちゃ鳥鳴き出したな、急に。

木村:(鳥に向かって)おーい、邪魔すなよー。

椎葉:僕は登ってるときも頂上でご飯食べてるときも、「これあとで下るんや」とか、じつはずっと不安なんですよ。なんで、山登りを「あー、面白かったな」と思うのは下山したこのときなんです。

東野:あー、なるほど。 椎葉:で、あと、ギアが好きです。 木村:めちゃくちゃお金使いはるんですよ。

東野:いつもなんか新しいやつ着てくるんですよ。椎葉さん、ブルジョアなんです。

取材中も和気あいあいと、笑いを交えつつ質問に答えてくれる3人。仲の良さが伺える

ーそれぞれお気に入りのブランドとかあるんですか?

東野:俺はやっぱり一期一会って言葉が好きで。僕を山男にしてくれた「モンベル」ですね。コスパいいし、日本人の体型にも合うし、いいじゃないですか。最初は3人で行ってカード作っていろんなもん買ってたのに、ひとりモンベル去り、ひとりモンベル去り、気づいたら俺一人で… (急に「夕焼け小焼け」のメロディが流れる)

東野:こんな曲のイメージで、俺だけですよ、モンベル行ってんの。俺だけモンベルです。

木村:僕は「アーク」と「マムート」、それ2つです。正直、自分で買ったことは1回もないです。番組で買ってくれるんで。

椎葉:僕は今日、「モンチュラ」ですね。山ですれ違っても舐められないように。

東野:ギア好きやなー。

ほんまに楽しくやってますんで。番組でも番組じゃなくてもあんまり変わらない感じです(東野)

ー番組を拝見していて、3人のプライベートに近い顔が見えているのかなと感じる瞬間があるんですが、実際のところはどうなのでしょう?

木村:あー、でも素に近いんじゃないかなと思いますね。

東野:いや俺は普通ですけどね。で、まあ、椎葉さんはディレクターですから。木村くんは…ちょっとちょけたりボケたり、素じゃない感じっていうか。はっちゃけたり、なんかこんな感じやったっけ、みたいな。

木村:いやいやいや、素です。

東野:あと、まさかの編集に文句言う。

木村:いやそれは、聞こえが悪いですよね、ちょっとね。

メンバーの自然なやりとりも「PEAK HUNT 東野登山隊」ならではの見どころ

東野:あそこなかった、あそこ切ったんですかみたいな。椎葉さんに突っかかってたときはちょっとびっくりしましたけどね。「リンカーン」の総合演出に、「リンカーン」出たくても出たくても出れない奴が、編集に文句言うて、恐ろしいなあと。で、そんときは椎葉さんは笑顔で「木村さん、それはやめましょう」って、大人の対応してましたけど。でもまあ、ほんまに楽しくやってますんで。別に番組でも番組じゃなくてもあんまり変わらない感じです。

椎葉:あと面白いのが、この番組に来てくれるカメラマンさんですね。前回の赤岳大同心のときは、ピオレドール受賞者の平出和也さんと中島健郎さん、今回はプロアドベンチャーレーサーの田中正人さんと、普段ヒマラヤ撮影とかしてる魚住司さんが帯同してくれました。毎回そういった錚々たるメンバーが、じつは裏で協力してくれているというのもこの番組の特徴かなと思います。

東野:世界で活躍されている、言ってみれば山業界のプロの方々が、我々のDVDを見てくれたときの感想とか、裏話を道中で聞けるっていうのも楽しいですよね。ありがたいです。

ー最後に今回の見所をお願いします。

椎葉:難所に強い東野さんと、足腰ものすごい強いのに難所に弱いんですけどもそこを自分と戦いながら打ち勝ってクリアしていく木村さん。この真逆のお二人が見所だと思います。 ぜひご覧いただきたいです!

取材・文:YAMAP MAGAZINE 編集部
写真:小林昴祐

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「PEAK HUNT 東野登山隊」番組配信情報

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