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登山の情報収集に便利な機能「ランドマーク検索」とは?|YAMAPのつくりかた#3

こんにちは。YAMAPのプロダクト・マネージャーの土岐(とき)です。YAMAPのサービスやアプリをつくっている開発チームが執筆する「YAMAPのつくりかた」シリーズ。第3回目となる今回は、YAMAP LABOの「ランドマーク検索」についてです。次の登山を計画・妄想するときにとても役立つこの機能、その使いどころや使い方をじっくりと紹介します。これを知れば必ずあなたも使いたくなるはず…。ぜひご一読ください!

2020.02.25

YAMAP MAGAZINE 編集部

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(※) ランドマーク検索はPCのブラウザでの使用に最適化しています。スマートフォンでの使用は問題が発生することがありますので、あらかじめご了承ください。


ランドマーク検索を使用するにはここをクリック
(※) PCのブラウザでご使用ください

 

YAMAP LABOとは?

YAMAPでは2019年冬に「YAMAP LABO」というプロジェクトを開始しました! と言っても大々的に発表したわけではないので、ご存じない方も多いかと思います。

お馴染みのYAMAPのWebサイト画面の一番上、ココにひっそりと「LABO」という入り口が用意されています。

この画面からYAMAP LABOに入ると、下のような画面が見えます。

THE LABOLATORY OF MOUNTANEERING TECHNOLOGY
登山体験をテクノロジーでアップデートする研究所

何やらカッコいい文言で紹介していますが、要するに「テクノロジーを使って登山を面白く楽しく実験しようぜ!」ということです。肩肘はらずに遊びに来ていただければと思います。

さて、このサイトの中で「LABO 001」と紹介されているものが、「ランドマーク検索」。

今回は、この「ランドマーク検索」について紹介をしていきます!


ランドマーク検索を使用するにはここをクリック
(※) PCのブラウザでご使用ください

ランドマーク検索とは?

YAMAPにおいて「ランドマーク」とは、山頂や登山口などの、登山ルートにおける目印となるポイントを表す名前です。

下の画面は大分県の久住山(くじゅうさん)をランドマーク検索の地図で表示した画面です。「久住山」の山頂や「坊がつる」のキャンプ場、登山口などがランドマークとして「◎」で表示されているのが分かるかと思います。

「ランドマーク検索」とは、このような山頂や登山口などのランドマークから活動日記を検索する機能です。しかも、1つではなく2個以上の複数を指定できるのがこの機能のキモとなります。

と言っても、これだけの説明ではピンとこないと思います。具体的なシチュエーションから考えてみましょう!

登山を計画する楽しさが倍増する機能

皆さんはどのように登山前に山を決めていますか? そして、山を決めてからどのように情報を集めて計画を立てていますか? 例えば以下のような山を登るきっかけが考えられると思います。

・登山仲間から「あの山良いよ!」という情報を聞く
・Twitterで見たあのカッコいい山容の山に思わず「行ってみたい!」と思って調べる
・登山ガイド本を読んでいたら気になる山を見つけた。不安だけど行ってみるか・・・!

人や場合によってさまざまなシチュエーションが考えられますね。そして山を決めたら、その登山ルートや山の情報を集めて、計画を立てていくことになると思います。

実は私、この山に関する情報を集めて計画を立てるという過程が大好きなんです。実際に山に登るのと同じくらいに。最初は頭の中に描くおぼろげな山の姿。妄想でその姿を思い描きながら、実際の情報をさまざまな方法で集めてルートの詳細を明らかにしていく過程。不安とワクワクが入り交じる感情。次第に明らかになっていく山の輪郭・・・!

イメージをビビッドにしていくこのプロセスにより、山がよりリアリティを持って自分の頭の中に立ち現れてきます。それは実際に山に登るときの、山頂が近づいてくるワクワクする体験にとてもよく似ていて、とても楽しい作業です。私個人としては、この過程を経てイメージを鮮明にして、最終的にその山を登山をしている夢を見ることに成功すれば計画は終了だと判断しています(ただ夢を見ることに成功したことは今まで2回くらいしかありません!)。

計画に必要な「実際の登山の情報」がすぐわかる!

この「イメージをビビッドにしていく過程」には、やはり地図などの情報だけではなく、現実の登山の情報が必要ですね。計画を立てていくと、いろんな疑問が生まれてきます。

例えば以下のようなことです。

・いまこの山はどのような景色が見えるんだろう?
・この登山口から山頂までのルートに雪は積もっていないか? 凍結していないか?
・このルートはかなり時間がかかる? しんどさはどれくらい?
・この山頂からこの山頂まで縦走って可能なのか?

登山に詳しい山友達がいれば「あれってどうなの?」と聞きたくなるところです。しかし、ピンポイントで欲しい情報を持っている知り合いがいる、ということはなかなか難しいですよね。

ではどこにこの情報があるのか? そうです、YAMAPです!

YAMAPに集まっている登山の情報は膨大!

YAMAPはもちろん「登山のGPSアプリ」です。そしてもう一つの顔として「登山の情報プラットフォーム」でもあります。実はYAMAPに集まっている登山情報のデータの量は、とても膨大なのです。

YAMAPを使って登山に行った人は、その記録として「活動日記」を残します。この活動日記は、毎日約5,000件もアップされています。そしてその活動日記は毎日毎日蓄積していって・・・これまで公開されている活動日記の総数はなんと170万件!

つまり、YAMAPの登山情報を使いこなすということは「毎日5,000回登山をし、これまで170万回山に登った山友達を得る」ということと同じなんです。凄いですよね? ほぼ不老不死の山友達、ドラゴンボールにあった時間が止まる部屋「精神と時の部屋」にいるような山友達です。

ではそのような山友達とうまく付き合って情報を得るには? そう「ランドマーク検索」を使いこなして、YAMAPから情報をガンガン引き出していきましょう! となるわけです。


ランドマーク検索を使用するにはここをクリック
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この時期、あのルートはどんな状態? を調べてみよう

ということでここから使い方を見てみましょう。

ちょうど現在は2020年2月。登山を行うには、積雪の状態が気になるところですね。ここでは例として、九州の百名山の1つ「久住山」に「牧ノ戸峠(まきのととうげ)」という登山口から登るシチュエーションを考えてみましょう。

2月に久住山に牧ノ戸峠という登山口から登ると、どんな積雪の状態なのか?

早速これを調べてみましょう!

こちらがYAMAP LABOのリンクですので、もし良ければ記事を読みながら試してみてください。ランドマーク検索のトップページで、久住山で検索してみると、以下のように地図が提案されるので該当の山をクリックします。
※現在、ランドマーク検索はPC向けのWeb サイトからのみ利用することが可能です。PCでお試しください

すると地図が出てきました。「牧ノ戸峠」を見つけたので、これをクリックします。そうすると、下の「経由するポイント」に「牧ノ戸峠」が表示されるようになったことに気づくと思います。

続いて同様に「久住山」も選択します。

これで「牧ノ戸峠」と「久住山」の2つが経由するランドマークとして選択された状態になりました。経由するポイントの下には「活動日記の時期」が出ています。ここは今の月と次の月が自動的に選択されている状態になるので、現在は「2月と3月」が選択されています。

これを確認して、「検索」ボタンを押します。

もちろんここで3月を外して2月だけに絞ることもできますし、ゴールデンウィークの時期をみたいときは5月を選択するなど、検索する月を変えることもできますよ!

ということで、この検索を行うと「牧ノ戸峠と久住山を通った2月・3月の活動日記」が新しいもの順で出てきます! 2020年2月20日現在で、 616件の日記が見つかりました。

写真を見ればわかるとおり、かなりの積雪量! 美しい景色が楽しめそうです。またしっかりと防寒具やアイゼンが必要なことがわかります。

調べていくと、近くに「大船山(たいせんざん)」という山もあります。これと一緒に行けるのかな? と疑問を思ったら、早速経由するランドマークに追加してみます。

そうすると検索結果はこんな感じになります。

ロングルートなので「一致する活動日記」はぐっと減って47件。活動日記を見てみると、テント泊で行動している日記がほとんどであることがわかります。もしこのルートで行くのならば、テント泊装備が必須ということですね。

とこのように「ここも行ったらどうなる?」「この時期だとどう?」と、さまざまな登山の情報を次々と調べることができるのがこの「ランドマーク検索」の便利なところです。

特に縦走を行ってロングトレイルを歩きたいときなどは便利です。「あの山頂からあの山頂を辿った記録あるかな?」「さらにあそこまで行くことってできるの?」など地図上から検索することができます。
ゴールデンウィークや夏休みに、長い長い山行を行いたいと思ってる貴方! ぜひ利用して、楽しい登山計画を立ててください。


ランドマーク検索を使用するにはここをクリック
(※) PCのブラウザでご使用ください

まだまだ続く! 新機能開発

YAMAP LABOの機能の「ランドマーク検索」の魅力は伝わりましたでしょうか? まずはぜひ、気軽な気持ちで試してくださいね!

実はYAMAPの検索機能は現在、さまざまな改善を行っています。2020年2月には、通常の検索から山頂名を指定して検索する機能が追加されました。

将来的には「ランドマーク検索」を通常の検索と統合して、より使いやすくすることも現在検討中です。

これからも「めちゃめちゃ山のことを知ってる山仲間」としてYAMAPの情報を簡単に利用できるように、どんどん改善していきたいと思います。まだまだ至らないところは多数あるかと思いますが、気長にYAMAPとお付き合いしていただけると幸いです。

(※) ランドマーク検索はPCのブラウザでの使用に最適化しています。スマートフォンでの使用は問題が発生することがありますので、あらかじめご了承ください。

YAMAP MAGAZINE 編集部

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